たろさんのぶろぐ。

ノマドワーカーに憧れるコンサルタントが、世の中や社会問題にユルく発信するブログ。

【残念!】高校の先生が進路指導する3つの弊害

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こんばんわ。
たろさんです。
 
現在、18歳人口が大きく減少しております。
高校生は将来の進路を選択する上で非常に重要な位置を占めます。
この時代に何の道にすすむのか、
どの才能を伸ばすのか、
によりこれからの将来の人生に大きな変化が訪れると思います。
 
私は多くのクライアントとのお話の中で
高校生の進路選択についてもっと自由度があってもいいのではないかと思い、
全てとはいいせんが、進路選択について学校の先生の価値観が
大きく弊害になっているのではないかと考えております。
今回はその件について記載したいと思います。
 

問題点 1.学校の先生自体が民間企業での経験がない。なので将来必要なスキルが解っていない。

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学校の先生については一般的に大学を卒業し、教職課程を履修し、教育実習、教員採用試験を経て、先生になります。
それぞれ教える強化や年代は異なりますが、一般的にはこのルートが多い様に思います。
 
高校で基礎的な学力を得ることにより、将来を趣味の才能を伸ばすのか、大学なのか、はたまたどの学問を学ぶのか
を選択します。
 
私は学校の先生においてはそのような将来を見据える能力が少ないように感じます。
もちろん、そうでない先生方もいらっしゃると思いますが、
どのスキルを得ることにより、どんな事が出来るようになり、どのような職種に発展させることが出来るのか、
また、それが趣味的なスキル、才能といった類のものでも、どういうスキルが必要であり、伸ばすためにどのような選択肢があるのか、
 
など。
 
自分自身が先生を目指す中で、レールに乗った順番で進んできた人に世の中は理解できないと思います。
 
 
 

問題点2.進学率が評価になる為、とりあえず「進学」という指導が最優先となる

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学校の先生においては進学率が評価になります。自分が担当したクラス、もしくは
学校全体の進学率が今後の入学者を確保する為に必要なためです。
 
はたして偏差値の高い大学に行くことはそこまで必要でしょうか。
ましてや、偏差値の低い大学にとりあえず進学、というのもどうかと思います。

社会に入れば偏差値や学歴はさしたる意味を持ちません。
(学校の先生という閉鎖されたヒエラルキーでは必要かも知れません)
 
実社会では、実績がモノをいいます。
 
・困難な時に頑張れる能力
・世の中を俯瞰できる能力
・情報を見極めるリテラシー能力など…
 
 
東大卒の未経験よりも、Fラン大学でもしっかりとした実績を持った人の方が実社会での評価は高いです


問題点3.保守的な選択をした先生なので、挑戦的な選択肢を示せない

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言わずもがな、学校の先生は公務員です。
年功序列であり、基本的には解雇はありません。
人事院に守られている組織であり、ノルマもありません。
学校の先生は税金により予算が決められており、その予算で決定された事項をこなしていく業務となります。
 
民間と違ってお金を頂くことで初めて実行が出来る、という組織ではありません。
 
能力による評価よりも、周りから認められるか否か、が評価の基準となります。
 
挑戦 < 協調
革新 < 保守

そういった価値観が染み付いた方々に新しい選択肢を示すことができないと思います。
何も先生が悪いのではないと思います。
それぞれの先生は一生懸命に熱意をもって教えて頂いております。
組織や組織の価値観が染み付いてしまうのです。
 
 

※まとめ

大学進学は高校時代にはない経験や
幅広い出身の学生と多文化に触れたり、人間関係を形成する上で重要です。
小さな枠組みから出て、幅広い価値観に触れるには重要となります。
将来的に大学で出会った人の中で起業する事もあるかもしれません。
 
しかし、大学以外の選択肢でも可能な場合もあるはずです

自らNPOに参加し、活動してみるとか、人脈を広げる活動などもできます。
 
先生に必要なのは
無難な選択肢を教える事ではなく、
幅ひろい価値観に触れ、選択肢を与える事と、
それを選択することによるリスクを教示する事です。
 
選択するメリット、それにより生じるリスクをしっかりと教えた上で、
「生徒に選択する能力を養わせること」が重要です。
 
保守的な選択をしてきた先生にはわからないかも知れませんが…
 
もっと、民間からの教職の道を開いてほしいものです。
 
でわでわ。